ブランクがある薬剤師が求人に応募するときのコツ

2020-07-08

子育てでブランクができてしまうというのは薬剤師にはよくあることですが、仕事を探して再就職しようと思ったときに不安が募りがちです。昔のように調剤できるのか、ブランクがあるために採用してもらえないのではないかというのがよくある悩みでしょう。

このような人のためにブランクがある薬剤師の求人応募のコツを紹介します。

『薬剤師には在宅勤務の求人があるのか』

未経験でも良い求人を選ぶ

薬剤師以外の一般的な職種について考えたときにも共通するやり方として、ブランクがあるのは経験がないのとあまり変わらないと解釈して求人に応募するのは普通のやり方です。参考資料→薬剤師 求人:アポプラスステーション

経験がなくてもOK、未経験者歓迎などと記載されている求人を探して応募すればブランクを気にする必要がありません。むしろ、ブランクがあっても過去に経験があったという点を評価してもらえるでしょう。実際には後述のようにブランクがあっても歓迎している薬剤師の求人もたくさんあります。

しかし、ブランクが10年以上もあって診療報酬改定も繰り返されていたり、医薬品の種類も大きく変化していたりするでしょう。あるいはブランク前に1年しか働いていないといった形でまだ調剤スキルが身についていない場合もあります。

このようなケースでは未経験の人とあまり変わらないと解釈されてしまうこともあるので、未経験でも良いと明記している求人を選ぶのが無難です。

ブランク支援のある求人を選ぶ

薬剤師の求人にはブランク可、ブランクがある人も歓迎といった記載のある求人も多数見受けられます。未経験よりも過去に少しでも調剤経験をしている人であれば採用したいということも多いのです。そのくらい人材不足になっていて、短い期間で戦力になる薬剤師が求められている状況があると理解しておくと良いでしょう。

ただし、このような求人では、ブランクがあるけれど意欲的に学んですぐに滞りなく調剤や服薬指導を行えるように頑張れる人を探しています。面接では意欲があるか、ブランクを埋めるための対策をしているかといった点が注目されることが多いので、きちんと準備をして面接に臨むのが大切です。

心配な場合にはブランク支援をしている求人を選ぶようにしましょう。大手の調剤薬局や病院などでは、ブランクがある人のために入職後にブランク支援の研修を受けられるようになっています。短期間ではあるものの、現場でよく使用されている医薬品の情報を学んだり、医療制度の変革について説明を受けたりできるのが魅力です。

就職先ごとに個々に定めているルールなども合わせて理解できるのでスムーズに職場で働けるようになるでしょう。

公的機関などのブランク支援を受けておく

求人に応募する前の時点でブランク支援を受けておくという選択肢もあります。薬剤師の不足の問題をいかにして解決するかは全国的に大きな課題として取り上げられていて、公的機関や病院などが協力して支援体制を整えてきています。

看護師などに比べるとまだ実施されている事例は少ないですが、公的機関による研修を利用することができるようになりつつあるのが現状です。知識を講義を受けることによって補えるだけでなく、現場で実践的に実習をすることができる仕組みの研修もあります。

ブランク支援を受けておけば勘を取り戻せるので自信を持って求人に応募できるでしょう。また、面接のときにもブランク対策としてやってきたことをはっきりと説明できるので有利になります。

派遣で働くところから復帰を狙う

ブランクがあると正社員や正職員の場合には確かに候補が少なくなり、選考を通過できる可能性も低めになります。再就職をするときにはフルタイムで働くのにも不安がある場合もあるので、派遣で働くところから正社員や正職員としての復帰を狙うのも良い方法です。

派遣薬剤師として働くとブランクの状況やスキルに応じて適切な職場を選んで派遣してもらえます。ブランクを埋めるための研修を独自に行っている薬剤師専門の派遣会社もあり、職場に出る前に勉強しておけるので安心して働けるのが魅力です。

派遣会社で働くと紹介予定派遣を利用することもできるので、正社員や正職員になるのも比較的容易です。紹介予定派遣を利用している施設があるかどうかは地域差が大きいものの、通常の派遣で働いた場合にも職場と交渉すれば正社員や正職員にしてくれることもあります。

このような方法にこだわらずにブランクの心配がなくなった時点で転職活動を始めても問題はないので、まずは働きやすい派遣薬剤師として数年間は研鑽を積むというのは魅力的な選択肢です。

ブランクが関係ない仕事にする

もう一つの方策として考えられるのがブランクが関係ない仕事を選ぶ方法です。薬剤師は多くの人が調剤に関わる仕事をしていますが、それ以外にも薬剤師が必要とされている仕事はたくさんあります。ブランク前にやってきた仕事のことはあまり気にせず、これから新しいキャリアを作るという気持ちで再就職先を探すことも選択肢として考えてみましょう。

調剤薬局や病院の場合に限らず、未経験でも良いという求人を探すという点は共通しています。実際には経験がなくても構わないけれど、薬剤師の資格を持っている人がいないと困るという現場は多いので求人を探してみましょう。

典型的なのが管理薬剤師の業務を担当するケースです。求人を出しているのは企業のことが多く、運送系の企業や卸業者が代表例です。医薬品を取り扱っているときには管理薬剤師が必要になることがほとんどなので重宝されています。

また、製薬企業や医療機器メーカーなどでも薬事や開発を担当する人材として薬剤師を探していることがよくあります。治験会社で医薬品や医療機器の治験のコーディネーターを募集していることも多くなってきました。この他にも医薬品や化粧品などの製造をしている工場での品質管理職としても管理薬剤師が募集されている傾向があるので、どんな候補があるかを見てみて自分に合っている仕事があるかを検討してみましょう。

ブランクがあっても薬剤師は働きやすい

薬剤師はブランクがあると不安を抱きがちですが、ブランクがあっても応募できる求人はたくさんあります。即戦力になりたいという気持ちが強いならブランク支援を活用して調剤の勘を取り戻しましょう。あまりにも不安が大きいのなら調剤業務を伴わない仕事を選ぶのも合理的で、薬剤師が求められている職場は他にもたくさんあります。